天地創造

世界猫ばなし

神様ははじめに天と地を想像されました。二日目、三日目、四日目、五日目と色々あって、六日目に猫を創造されました。
神様はアダムの前に猫を連れてきて、彼が猫たちにどんな名前を付けるか見ました。猫は種類ごとに順番にアダムの前に並び、それぞれ名前を付けてもらいました。
白猫、黒猫、三毛猫など、アダムは猫の毛の色にしたがって、それぞれに名前を付けました。

最後にキジネコがやってきましたが、猫の種類が思いの(ほか)、多かったので、アダムは少し疲れていました。そこでキジネコは近くの(くさむら)でバッタを捕えると、アダムに持ってきてくれました。
「アダムさん、アダムさん、お疲れでしょう?今日はまだお昼ご飯も食べていないのですよね?よかったらこれを食べてください。」
アダムはバッタは食べられませんでしたが、キジネコからのプレゼントを嬉しく思いました。

「ありがとう!キミはなんて優しい子だんだ!猫はたくさん来たけれども、キミのような気遣いをしてくれた子は一匹もいなかったよ。お礼に額にMと書いてあげよう!これはマーベラス(素晴らしい)のMという意味だよ。」

そう言うと、アダムは指でキジネコの額にMと書きました。すると、それがキジネコの模様となりました。
そして、その時から、すべてのキジネコの額にはMという文字が刻まれるようになりました。

めでたし、めでたし。

あとがき

うちの子はキジネコなので、このお話しが大好きです。
寝る前に、「Mのお話しをして」とよくせがまれますw






コメント

タイトルとURLをコピーしました